そんなあなたは先生でした…(上)


やっと終わった……


そう思って職員室に戻ると、ちらほらと帰る先生が見受けられた。


俺も今日は帰ろうかなー。


そう思いながら椅子に凭れていると、


「そういや、黒澤礼さんという生徒が陽先生を探しに職員室にきましたよ。
なんか急いでましたけど…」

「え、用は何でしたか?」

「用件はちょっとわからないです」

「……そですか」


買い出しかな?

「何時のことですか?」

「40分ぐらい前だと思います」


40分前なら、もう解決したんだろうか。


どっちにしても俺は疲れて動きたくなくて、机の下でこっそりメールをしようとケータイをつけた。



“メール1件”


礼からだった。




そこに書いていた内容を見て絶句した。


城之内の家に行くだと!?
吉村さんと一緒でも、危険には変わらない。


俺はトイレに行き、
礼に電話をかけた。




どうか、無事でいてくれ……