そんなあなたは先生でした…(上)


「ねぇ、黒澤さん。
城之内くんは何で来ないの?」

クラスの女子に聞かれた。


あたしだってわからないんですよね。


「彼女でしょ!?
だったら心配しないの?」

あ、この子はたしか城之内くんのファンの一人だ。


「彼女?
あたしが!?
ありえません」


「「「「え!?」」」」


聞いていた人が全員びっくりしていた。


「あたしは彼氏いるんです。
よく放課後に校門のところで立っている男性見ませんか?」

「あ、見る!!!」
「かっこいいよね!!!」


「その人があたしの彼氏です……」


「「「「え!?」」」」


またもや驚きの声。


ですよね、こんなブスに彼氏なんて……



「まじかよ」
「狙ってたのに」
「ありゃ、城之内より高いじゃんか」


男子が口々に言う。

狙ってた?

奏さんのことを!?

高い?

あー、身長のことですか?
確かに高いかもしれないです。



男子たちは深いため息を吐いて落胆していた。



奏さんの、あなた大人気です。