「なぁ、お前さ…」
「な、何でしょう?」
「処女だろ?」
図星なのか昨日のようにポポポ……と顔を赤らめる。
そういう反応するってことは、
昨日は何もなかったんだな。
ホッ……
ってなんでホッとしてんだよ、俺!!!
しかし、何故かその日の夜は女を抱けなかった。
やろうとしたら、隣の女を思い出してしまった。
次の日もその次の日も抱くことができなくなった。
その日を境に俺は遊ぶのを止めた。
理由はわからない。
ただ、隣の女をただただ思い出しては躊躇してしまうのだった。
それは、作戦である盗聴器も。
イヤホンから聴く声が嫌で躊躇ってばかりだった。

