そんなあなたは先生でした…(上)


次の日、

女の首筋に紅い華が咲いていた。

まぁ、髪で隠れてるけど。


「恭哉くーん♡」
「ねぇー♡」
「由里と一緒に遊ばないぃ?」
「あたしと遊ぼぅよぉぉ♡」

毎日のことだが香水臭いうざい女どもが胸を押し付け、何回塗ったかわからない唇をして誘ってくる。

もちろん、

「いいよ。
じゃんけんして決めてねっ」

と答える。

だって、断る意味がないから。

微笑めば喜ぶし、
身体を重ねれば無様な程に貪欲になる。

まぁ、恋愛感情なんてもったことないけど。

てか、恋したことすらない。


女どもは本気のじゃんけんをしているようでさっきまでのなで声は一体どこへ。


ふと、隣の女をみると

バチツ


目が合った。


すぐ反らされたけど。


こういう女は初めてだ。

普通の女は目が合えば顔を赤くし、
キャーキャーうるさく言う。