「あたしの家は、高校1年の秋頃から母子家庭なんです…。
父親の浮気が原因で。
それで、あたしはお母さんに引き取られたんですけど…。
お母さんはそれから詐欺に合って……、仕事を無くしてしまったんです。
そこからおかしくなったんです…」
あたしは途中何度も止まりながら話した。
「うん、うん。
それで…?」
「それで、お母さんは毎日のように男の人を連れて来ては…あの、えっと……身体の関係をもつようになって……。
それだけじゃなくて、、あたしに暴力とか、、……暴言とか…言う、ようになって……」
あたしは涙を堪えて話す。
先生はさっき戻した腕をまた背中に通し、あたしを宥めながら聞いてくれている。
「そ、れで……。
あたしは毎日のように暴言吐かれて。
で、も……。
あたしが頑張ったら、耐えればいいって、思って……」
抱き締めながら
「暴言って例えば?」
と先生は聞く。

