あたしは一旦深呼吸をして冷静になろうとした。 「麗華さん、 あり得ませんから…」 「またまたぁぁー! 旅行中に……♡」 由紀おばちゃんは違う湯船へと行ってしまったため、マリア様はいないわけでして…。 「丹精込めて身体を洗うのよっ♪」 「だから、 ないですよっ!!!」 ある ない の掛け合い勃発! 「とりあえず、もしものためにアドバイスしてあげるわ」 あたしはそのアドバイスを聞いて、またしても奇声を挙げるのでした。