ゆっくりと目を閉じる。 陽の唇を感じたくて… 陽の愛を感じたくて… 唇が離れる。 離れた唇を惜しく見てしまう。 トロンとした空気が流れる。 陽はあたしをじっと見る。 あたしはもっと陽を感じたくて。 「ょぅ…もっと………」 あたしも陽を見て言った。 陽は耳元で 「それ反則だってば…」 と囁き、また唇を繋がらせた。