そんなあなたは先生でした…(上)


「礼さん、大丈夫?」


あたしは怖かったのか震えが止まらなかった。

すると、陽先生はあたしの目線に合わせてくれた。

「もう、心配ないよ」

そう言いながら頭を撫でてくれた。



「はい……」


「それで、何でこんな所にいるの?
親と来て離れちゃった?」

あたしは首を横に振る。

「じゃぁ、なんで?」


あたしは涙を堪えて声を出した。


「お母さん、、が……、、、、」


“お母さん”そう言っただけで涙が溢れてくる。