「黙ってるところを見ると、 あるのね?」 「……はい。 先生を見るとドキドキしたり苦しくなったり、心が温かくなったり、醜い自分がいたり……」 奏さんはハンドルを握って爆笑をし始めた。 「礼ちゃん、それよっ! それは、典型的な恋の症状よ!!」 「えっ!?」 「うふふっ♥」 麗華さんまで笑い始めた。 でも、 わかった。 あたし、先生が好きなんだ……。