車に乗りこむ。 窓から“家”を見る。 もう見ることのない“家” 嫌な思い出しかない“家” 嫌な思い出しかない……… 辛い、 苦しい、 何度も思った“家” なのに、 別れを惜しんでしまう“家” 建物って不思議…… この建物の中には、 古い思い出も最近までの思い出も全部詰め込められてできている。 人の思いは変わるのに、 建物だけはほとんど変わらない。 変わったのは、 少し古くなったことだけ。