いつの間にか腕の中で寝てしまった礼さんをベッドへ運ぶ。


「んー…」

寝返りを打ったせいで身体がこっちを向く。

サラッ……

髪を触る。


「んー…、せんせ…」

そう言った後に柔らかく微笑んだ。


ドキッ…


不覚にも、その微笑みにときめく自分がいた。


最近、よくなる現象だ。