「美緒、行ってきてもいいよ。」
「え?でも、優梨1人…」
たぶん、この前のようなことを心配してるんだろう。
「大丈夫だよ、今度は逃げるし。それに…」
あたしはチラッと涼平くんを見る。
それに気づいた涼平くんが言う。
「俺が追い払うから大丈夫!」
涼平くんがそういうと、美緒は安心したように永江くんとどこかへ行った。
「ごめんね、いきなり。あいつ、最近美緒のことが気になるんだって。」
だからさっき、“噂の”って言ってたんだ!
そこで、あたしは気がついた。
あれ?あたし涼平くんと話しても平気なのかな…?
心が戸惑う。
そんなあたしに、涼平くんは話しかける。

