あたしは、心が痛かった。
「腕なんて痛くないよ…。」
腕より、心が痛い。
心配してくれてるのに、こんなに優しいのに…。
まだ、苦手なのが申し訳ない。
あたしは、つい俯きそうになる。
それを抑えて、笑顔にする。
「2人ともありがとう。」
こんなあたしに気を遣ってくれて。
「大事な親友のためだもん。あたしにできることなら何でもするって!」
「俺も。せっかく隣になったんだから、苦手でも頼っていいから!」
ほら、こんなにも優しい。
あたしは、それだけで大丈夫。
あたしたちは、3人で教室へと戻った。
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