「助けてくれてありがとう、涼平くん。」
あたしは、軽く微笑んだ。
「まあ、ほっとけないもんな。あいつらに絡まれる子なんて。」
「優梨ごめんねー!もっと早く戻ってくればよかった!あたしが呼び止められなければ優梨を助けられたのに。」
除菌ティッシュであたしの掴まれた手をゴシゴシと拭く。
「美緒、なんでここ触られたって分かったの?」
「え?何言ってるの?ココ!見てみなさいよ。赤くなってるじゃない!」
美緒に言われて、腕を見てみると、
「わっ!何でこんなに赤いの!?」
あのチャラ男痛いと思ったら、こんなに強く掴んでたの!?
「大丈夫?痛めてない?」
優しく心配してくれる涼平くん。

