「だけど…どうしたんだろう」



「あっ!智世。智世。ほら!!!あそこ!」


「えっ!なに?
あぁ〜坂井くんだ。よかった…休みじゃなかった。」


「バスケ部の朝練みたいだね……。今日も見れてよかったね智世」


「うん!よかったぁ〜」




窓の外を…ユニフォーム姿で走る坂井くん。


朝練だったみたいで、慌てて下駄箱に向かっていた。




サラサラの髪から、汗の雫が落ちたのか


キラキラと輝いていた。