よく見れば、美人な彼女の顔が、恐怖に歪むその姿に、心を射たれたんだ。 俺の手で彼女を自分好みに仕上げたい。 だからこそ、今、自分以外の他の男が彼女に触れていることが許せなかった。 喧嘩の腕には少々自信があった俺は、正義のヒーロー気取りで男達の前に立ちはだかった。 「てめぇら、女相手に何集(たか)ってんだよ」 「誰だ、てめぇ」と、バカ1がほざいた。 「彼氏だけど何か?」 こんな真っ赤な嘘を平然とした顔で言える俺は、純粋とは言えないな。 彼女も、空気を読んで俺にしがみついてきた。