「う~…。
私のフレンチトーストぉ~…」



「雪乃?
僕まだ食べてないからこれ食べなよ」


…!!
か、神様っっ!!

落ち込む私を見て、フレンチトーストを譲ってくれた瞬が
神様に見えた瞬間だった。


「瞬っ!!
ありがとぉぉぉぉ!!」

(ガバッ)

「わぁっ!」


嬉しさのあまり、私は瞬に抱きついてしまった。