side司
闇…
レインの瞳は闇だった。
左目は眼帯でわかんねぇけど、何も映さない。
イヤ…
映そうとしない。
図星をつかれたのか
イヤ突くつもりで言ったんだけど。
レインの瞳がかすかに揺れる…
『レイン、俺はお前を守りてぇ』
レイン「意味わかんない」
『わかるまで言ってやる、俺はお前を守る』
レイン「お前があたしを守ったとこで何の得があんだよっ!!!お願いだからあたしに関わらないでッ」
『何で、お前は孤独を選ぶ?』
レイン、お前だってわかってんだろぅ?
寂しいって、悲しいって…
レイン「孤独…?何言ってんの?バカじゃないの?」
空「ねぇ、レイン…僕ね、海がいるけど、でもほんの少しでも一人ぼっちは寂しいんだ…僕も海も親に捨てられた…でも、今それでも良かったって思ってる。バカでしょ?でもね、あんな奴等のとこにいるより、皆といたほうが楽しいんだ。だからそれでよかったって思ってる」
空…
side司end


