体育大会の時からチームワークは抜群で、気心の知れたメンバーだから、もめごとも起こりそうにない…と思っていたけれど、今回はそう簡単にはいかないようだ。
「ここは絶対はずせないから!」
おとなしいと思っていた恵は、案外頑固。
自由行動でまわる場所を決めようと話し合いを始めると同時に、行きたい観光スポットを羅列する。
「でもそこ入れると、まわる時間足りないぜ?」
小宮も、口を開くと結構きつい。
「まぁまぁ」
あたしと雄平とでそれぞれをなだめている。
「じゃあさ、一日目は恵の案を採用するから、他の日はちょっと我慢するっていうのはどう?」
美保が言うと、恵はしぶしぶ頷く。
この二人、結構良いコンビ。



