きらめきシーズン~卒業までの12ヶ月~




ケーキを食べて、みんなでクリスマスソングを大合唱した。


どんな楽しい時間も、必ず終わりが来る。


それを惜しむように、何度も何度も、みんなで歌を歌った。


最後を乾杯で締める前に、雄平がマイクを持つ。


「みんな、今日は本当にありがとう。全員が来てくれたこと、本当にうれしかった」


雄平らしい、きっぱりとした口調で、一人一人の顔を見ながら、かみしめるように言う。


「俺は、このクラスになれて、ここにいるみんなと出会えてよかった。中学最後の一年間を、みんなと過ごせてよかった」


雄平は本当に、人前で話をする能力に長けている。


よく通る声と、説得力のある力強い話し方は、いつもみんなの注意を引きつける。


いつもクラスを引っ張ってくれた雄平。


みんな、雄平を信頼しているし、大好きだと思う。


あたしも、このクラスの一員になれて、本当によかった。


「って、まだ卒業まで結構あるか。気が早いな、俺」


そう言って照れ笑い。


真剣な顔をしていたみんなが、ふっと笑顔をこぼし、


「雄平かっこいいぞー!」


あたたかな声援が飛ぶ。


「これからもよろしく!受験も、がんばろうな!」


みんなから、拍手が湧き上がる。


それがみんなの答え。


みんなで一緒にがんばろうという、共通の思い。


「じゃあ最後に乾杯しよう」


みんなが紙コップを手に取り、


「三年二組最高!乾杯!!」


みんなの歓声と、たくさんの紙コップが、高々と掲げられた。