校内放送に従って、後夜祭会場のグラウンドに移動する。
陽が落ちて風が冷たいけれど、みんなではしゃぎ合っていると、そんなものはすぐに忘れた。
開会の挨拶と共にキャンプファイヤーに火が点けられ、歓声が上がる。
校長先生の話や、教室や体育館での出し物に対する評価を聞く。
一般の来場者に対してアンケートを取っていたらしく、あたし達のクラスが出した写真館が好評を得たということで、特別賞を表彰された。
「特別賞だって!!いつもそんなのないのにね!」
「すげぇ!」
三年二組の一群から、歓喜の声が上がる。
あたしも、隣にいた美保と抱き合う。
うれしい。
最高の思い出だ。
表彰状を受け取りに壇上に上がったのは、もちろん雄平。
「三年二組最高!!」
賞状を高々と掲げてそう叫び、あふれんばかりの拍手を受けながら、戸惑う校長先生と、熱い抱擁を交わしていた。



