部屋に戻って、ぼんやりと窓の外に目を向けていた。
外は真っ暗で、窓ガラスに映り込む自分しか見えない。
「あれー?香織まだなの?」
恵と美保がお風呂から戻ってきた。
あたしは無理矢理笑顔を作る。
「ね、遅いよー。あたしもお風呂行ってこようかな」
「うん、行っておいでー。香織が戻ってきたら言っとくから」
あたしは荷物を適当にまとめて、部屋を出た。
「香織、何かいいことあったのかな」
ドアが閉まる前に、美保が恵と話しているのが聞こえた。
その後の記憶は、あいまいだ。
どこをどう歩いたのか、お風呂にはちゃんと入って、部屋に戻ることもできた。
香織は戻って来ていたけれど、あたしはお風呂でのぼせたとか何とか言い、すぐに横になった。
一日の疲れもあって、すぐに眠りについた。
最後の夜だったのに。
みんなをしらけさせてしまった。
あたしは最低だ。



