きらめきシーズン~卒業までの12ヶ月~




部屋に戻って、ぼんやりと窓の外に目を向けていた。


外は真っ暗で、窓ガラスに映り込む自分しか見えない。


「あれー?香織まだなの?」


恵と美保がお風呂から戻ってきた。


あたしは無理矢理笑顔を作る。


「ね、遅いよー。あたしもお風呂行ってこようかな」


「うん、行っておいでー。香織が戻ってきたら言っとくから」


あたしは荷物を適当にまとめて、部屋を出た。


「香織、何かいいことあったのかな」


ドアが閉まる前に、美保が恵と話しているのが聞こえた。


その後の記憶は、あいまいだ。


どこをどう歩いたのか、お風呂にはちゃんと入って、部屋に戻ることもできた。


香織は戻って来ていたけれど、あたしはお風呂でのぼせたとか何とか言い、すぐに横になった。


一日の疲れもあって、すぐに眠りについた。


最後の夜だったのに。


みんなをしらけさせてしまった。


あたしは最低だ。