電気を消して布団に寝転んだまま、おしゃべりの続きが始まる。
「やばかったね」
「寿命縮まっちゃったよ」
くすくすと笑い合う中に、恵の声はなくて、さっきの心配を思い出す。
「恵ー。起きてる?」
天井を向いたまま呼びかけるけれど、
「…」
返事がない。
「恵?」
上半身だけ起こして、恵の方を見ると、突然恵が布団を跳ね上げて起き上がった。
「どうしよう!」
大きな声を出す恵を、三人そろって制する。
「しーっ!」
恵はじたばたと布団を叩きながら、
「た、大変なの…!」
うまく声をひそめられず、興奮が伝わってくる。
「恵、落ち着いて。どうしたの?」
美保が恵の肩を抱く。
恵は深呼吸して、意を決したように口を開く。
「しちゃった…」
「え?」
「小宮とキスしちゃった…!」
その爆弾発言に、
「「「えーーー!!」」」
三人とも絶叫し、
「こらー!早く寝ろって言っただろう!!」
先生が飛んできたのは、言うまでもない。



