「宝城さん、22歳だったんですか?」 「へへ。若く見える?」 私はふと思った。 まだ会って二日目でこんなにフレンドリーで…なんか、自分が怖いな。 しかも、私ったら感情に任せて私情を話そうとしてる。 「あのー…。宝城さん!!」 「ん?」 「あの、会ったばかりなのに…こんなに……なんか…」 「別に、良いでしょ」 琥珀は開き直ったように私の言葉を遮った。 「おれは、奈津ちゃんが心配なの。」