「でも…起きないですよ?さっきまで、あんなに笑ってたのに…!!!!」


「一回落ち着きなさい。もうすぐ来るから!」





私は何度も名前を呼んだがピクリとも動かない。



「…………起きて」




涙が溜まり、健也の顔がぼやける。


「………今から莉咲の所に行くんでしょ…?」