先に交番が見える。 宝城さん、いるかな。 「こんにちは」 「あっ!君は!」 交番には笑顔の宝城さんがいた。 「あの、私たちの中学校の定期演奏会があるんですけど、チラシを…」 「あぁ、良いよ!町内掲示板に貼りたいんだよね?」 「…ありがとうございます!」 私は、宝城さんとチラシを貼りに行くことになった。