極道のみち





一旦家に帰り着替えてから、待ち合わせの駅に向かった。


「美波!」


「麻衣~どこ食べいくの?」



後ろからきた麻衣に連れられ男たちのいる車に案内された。


「まだ決まってない」


そう言いながら車のドアをあけてくれた。



「ありがと。お願いします…」


私の言葉に無反応な二人をじっと見つめる。


運転席に乗っているのが、3つ上の先輩?
がたいが良くて、茶髪の男に
若干人見知りの私の第1印象は、絡みにくい。


その横の年下はとりあえず、タイプではなかった。



「はい!先輩から自己紹介してくださいよー!」


麻衣の第一声でやっと車の中に会話ができた。



「自己紹介?え、どーも」



「違いますって。こっちが拓也先輩、こっちが竜也。んでこのこが美波ね?んで、どこいきます?」




そんなこんなで何故か、私たちがいるのは拓也先輩の家。


結局決まらずコンビニで食べたいものを買い、食べることにした。