俺は美愛を離して体温計で熱を測った。 熱はそこまで高くはない。 寝とけば治るだろうけど、風邪が美愛にうつったら大変だよな。 「美愛、俺に近寄るなよ?」 俺が言うと、美愛は目を丸くして 「玲央にゃん、欲情しちゃう?」 そう聞いてきた。 顔が熱を帯びていく。 なんでそんな言葉知ってるんだ!? 驚いてる俺を見て、美愛は「きゃっきゃっ」と笑う。 美愛は…小悪魔か? 子猫が小悪魔に化けた…。 「とりあえず、俺は寝るからな」 俺はベッドに入った。