「わりぃな、玲央、俺、BLじゃねぇんだわ」 …まぁ、冗談はここまでにしておくか。 「とりあえず、そいつの処理は任せたぜ」 「おぅ」 俺は、鞄を引っ掴んだ。 足手まといをもう一度睨みつけた。 俺にすがるような目で見てくるそいつを思いっきり睨んでから、俺は狭い体育館裏の道を出た。 グランドに出た途端、埃臭いにおいが消えていく。 「次はここに、煙草でも持ってくっかな」