名前を呼ばれる。けど今振り向いたら、裸の美愛がいる。 だから俺は振り向かなかった。 「ねぇー!早くしてよぉ!」 「先入っとけ!」 手で目を覆って言うと、 「わかったぁー」 美愛が返事をした。助かった、そう思ったときだ。 背中にひんやりした感触が伝わってくる。 「玲央にゃんの背中あったかぁい」 美愛が俺のシャツをまくっていた。 「み、美愛!?」 「玲央にゃんが脱がないなら、脱がせてあげる」 やめろ、マジで!それなら自分で脱ぐ! 俺は仕方なく服を脱いだ。