「美愛、俺もお前のこと好きだからな?」 俺が言うと、美愛はクルッと振り向いた。 「ホント!?」 「ホント」 俺が答えると、美愛は嬉しいのか目を輝かせた。 「玲央にゃん大好き!!!」 美愛が飛びついてきた。 「美愛!」 抱き着いてきた美愛の体がすごく軽くて驚く。 そのとき、インターホンが鳴った。美愛の顔が強張る。 「大丈夫だよ」 俺が言った途端、美愛は俺から離れて部屋の奥に逃げてしまった。