「いや、俺じゃなくてさ…。預かってるいとこがさぁ、ハンバーグ食べたいってうるさくて」 美愛が家にいる事情を説明するのはめんどくさいから、いとこってことにした。 「そういうことですかぁー。まぁ、いいですよ、今から行けばいいんですよね?」 「おう、頼んだ」 家に帰ると、美愛がソファの上でごろにゃんってしてた。 ほんと、こいつは猫だな。 美愛は俺の青いTシャツを着ていた。ズボンははいてない。つぅか、Tシャツが長すぎてワンピースとしても通用してるような気がする。