あたしは貰ったクッキーを食べながらグラウンドに急いだ。 「あ!!蘭、なんか食ってる!ずりーぞ!!」 「あたし、イケメンだからもらっちゃった~!!」 あたしはどや顔であたしをうらやましそうに見ている男子にクッキーを見せつけた。 「自分でイケメンっていうなよー!!」 「うっせー!!あたし、どっちのチーム?」 「あ、俺のチーム」 そういって手をあげたやつは、あたしの天敵、小松。