side ウメカ
しんしんと……
しんしんと、雨が降っている。
放課後の学校、誰もいない教室、自分は帰宅部、暇、暇すぎる。
私は机に頬杖を付きながら色々考え事をしていた。
あの時もこんな雨の日だったっけ。
“俺が悪を消滅してやる”
…あいつ、強かったなあ。
ズキッ
すると、お腹に痛みが走った。
「あイタタタ…」
あいつに撃たれた所が…
「…包帯、巻き直さなきゃ…」
「えー何、怪我してるのぉ?」
「わっ」
私は突然の声にびっくりした。
「…小熊さん」
声のする方には私のクラスメイトがいて。
…何時の間に入って来たのやら。
「えへへ、サッカー部のね、宮西くんを見に来たのぉ。ほら、ここからの窓だとグラウンド、良く見えるでしょぉ」
「あ、うん。…えと、好きな人?」
「うん、彼氏なのぉ」


