「おい、聞いたか」

「あ、どうした?」

「あのケルベロスが闇女を取り逃がしたんだってよ」

「取り逃がした?あの無敵のケロべロスがぁ?」

「ああ、なんでも、ばったり会っちまったらしぜ」

「まじかよ。…でも、最近あいつ調子に乗ってたからなぁ。大物を目の前にしてビビッて…

ダンッ!!

突然、壁を殴った音が鳴り響いた。

「…悪いか」

「「あ…

ケルベロス…」」

「どっか行けよ」

「え…っと…?」

「ッ…失せろよ!!!!!!」

「「は、はィィィィィィィ!!!!!」」

タタタタタ…







「……クソッ………………」