青いブレスレット

「西野が実行委員になって思いついたらしい。俺は雪川さんと付き合ってるときに周りに公言しなかったのがよくなかったと思ってて、後悔してた。それを西野に言ったら、良い方法があるよって言われて」


なるほど…。

たしかに、あれなら一発で全校生徒に公言できる。



「MVPになるにはまず、とにかく目立って実行委員と先生の目に焼き付けなきゃいけないからって、全種目に俺を選手登録したらしい。テニスも3ペア組まされたりしてね。でも西野がそこまでやってくれたから、俺も死ぬ気でやった。そんなことだから、サッカーも足擦りむいたくらいで交代するわけにもいかなくて」



そっか、だから水原くん、手当て断ってプレーし続けたんだね。



「実はさっきの告白、松浦さんも山寺も、舞華さんも百合さんも知ってたんだよね」

「えっ!?そうなの!?」

「うん、告白のセリフも一緒に考えてもらったりして」



わたしのいないところで、そんな大きな計画が動いていたなんて………。



聞いてびっくりしてしまった。



「そういえば、MVPの発表のあとにイベントなんかあったっけ?」

「ああ、それも西野が先生たちにしつこく提案して組み込んでもらったって。今頃お菓子まいてる。俺たちがバレないように体育館から抜けられるように」



すごい。


西野くんは、そこまで色々やってくれたんだ。


あとでお礼言わなきゃ………。