青いブレスレット

「一発芸はなくとも、最高に盛り上がりましたね!ではみなさん、バカップルはほっといて、次のイベントに移ります。さあさあみなさん、なるべくステージの近くに集まって!」

ステージの上にいる西野くんがまた話し始めた。



みんなは「何があるの?」と言いながら、ステージの方へ近づいていった。



「雪川さん、こっち来て」



水原くんはわたしを体育館の外へと引っ張っていく。



そして、誰もいない体育館の裏へ来た。



体育館の壁に背を付けて、わたしたちは地面に座った。


「雪川さん、ごめんね、急にあんなことして」



わたしが泣き止まないせいか、水原くんが申し訳なさそうに謝ってくる。


水原くんはずっとわたしを抱きしめたままだ。



「水原くん、ごめんなさい…ごめんなさい………っ」


それは、ずっと水原くんに言いたかった言葉。


水原くんはまた頭を撫でてくれる。



「それは俺のセリフだから。今まで本当にごめんね」