青いブレスレット

水原くんと西野くんが次々とAクラスにボールを当てていく。


でも、こっちも当てられ、人が減っていった。



そろそろ人が半分くらいになってくる。



逃げるのがかなり難しくなってきた。



外野は相手チームの内野をアウトにすれば内野に戻れるけど、わたしには無理だから、当たったらもうおしまいだ。



水原くんがまた一人アウトにする。

でも、そこでボールがAクラスのコートで止まってしまう。


拾った男の子が、わたしの方を見る。



…え!?

わたし!?



パッと周りを見ると、確かにわたしが一番、Aクラス側の近くに立ってる。



ロックオンされた!!!



もうだめ、逃げられないーー……。



そう思って目をつむった。