相手のペアは、至って普通の女の子二人。
でも、わたしよりは上手そう。
練習のときはほとんど失敗ばっかりだった。
やばい、緊張してきた……。
足が震える。
「紗奈ちゃん、大丈夫?」
千夏ちゃんが心配そうに声をかけてくれる。
「う、うん、大丈夫…」
震える手でラケットを握る。
するとーーー………。
「雪川さん!」
久しぶりに聞く、わたしを呼ぶ声。
声の方を向くと……
水原くん。
「頑張れ!」
水原くんはそう言って、ニコッと笑った。
…うそ。
水原くんがわたしを見て、笑ってる?
こんなの、いつ以来だろう…。
「Dクラスの水原くん!いませんか!?」
「あ、はーい」
水原くんはDコートの審判に呼ばれて、走っていった。
水原くんに頑張れって言われただけで、涙が出そう。
「…よし!」
絶対勝ってやると決めた。
でも、わたしよりは上手そう。
練習のときはほとんど失敗ばっかりだった。
やばい、緊張してきた……。
足が震える。
「紗奈ちゃん、大丈夫?」
千夏ちゃんが心配そうに声をかけてくれる。
「う、うん、大丈夫…」
震える手でラケットを握る。
するとーーー………。
「雪川さん!」
久しぶりに聞く、わたしを呼ぶ声。
声の方を向くと……
水原くん。
「頑張れ!」
水原くんはそう言って、ニコッと笑った。
…うそ。
水原くんがわたしを見て、笑ってる?
こんなの、いつ以来だろう…。
「Dクラスの水原くん!いませんか!?」
「あ、はーい」
水原くんはDコートの審判に呼ばれて、走っていった。
水原くんに頑張れって言われただけで、涙が出そう。
「…よし!」
絶対勝ってやると決めた。

