青いブレスレット

…もう誰もいない。



お昼ご飯は食べ終わって、もう教室へ帰ったよう。


どうしよう、クラスまで押しかけるのは気が引ける。



仕方なく、放課後に雪川さんの姿を探すことにした。



なんだか、昨日から俺はバカなことばっかりしてるな。


雪川さんの、俺の印象は悪そう。


雪川さんと仲良くなるのなんて、夢のまた夢………。



放課後になった瞬間、俺は急いで教室を出た。

担任の話が長いせいで、他のクラスより終わるのが遅かった。

早くしないと雪川さんが帰ってしまう……。



昇降口にはいない。


急いで靴を履いて校門に向かって走った。



周りを見渡すと………いた!


雪川さんが一人で歩いている。


…あれ?

雪川さんは急に足を早めて校門を出た。


「雪川さん!」


大声で呼び止めると、雪川さんは止まって振り向いた。

俺を見てポカンとしている。



「あ、あの、昼間はごめん」



とりあえずもう一度謝った。

雪川さんは気まずそうに笑った。


「あ…もういいって、別に…」



やっぱり俺のこと、少し警戒している感じがした。

まあ、当たり前か……



ポツ…ポツ…


…雨だ。



昼間はあんなに天気がよかったのに、今は空が灰色一色だ。

かなり雨が降りそうな気がする。



…そういえば、この近くに屋根がある公園があったはず。



「え!?ちょっと…」

「ついてきて!」



雪川さんの手を引くことはさすがにできず、俺は公園に向かって走った。