青いブレスレット

いつもの穏やかな水原くんからは想像もできない台詞だった。


静かながらに威圧的なその声に、中谷と友達は完全に固まった。

わたしすらも驚きのあまり、水原くんを凝視した。


怖い顔。

中谷を冷たい目でにらんでいる。


水原くんも、こんな顔することがあるなんてー…。



水原くんはそのまま黙ってわたしを引っ張っていった。


そして、外の駐車場の、あまり車が止まっていないエリアまで来た。