『でも高校入ってからは何にもないから!
彼女もできないし、告白もされないし!』
でも、エリカは絶対水原くんのこと好きだった。
それに、周りの女の子たちがエリカに遠慮して水原くんに近づけなかったんだとしたら…。
「水原くん、モテるんだね」
水原くんはかっこいい方だと思うし、優しいし、頭も悪くない。
水原くんのこと好きになる女の子いても、全然おかしくない。
『俺なんか全然モテないよ。
雪川さんの方が…』
明るく笑いながら言う水原くんの言葉を、わたしは遮った。
「だって3人に告白されたんでしょ?
モテてるじゃん。
わたしは告白とかされたことないし。
前の彼氏はわたしからだし」
『え、そうだけど、でも…』
なんだろう、この気持ち。
なんだかすごく…やだ。
「あ、もう結構時間経つよね?
遅くなっちゃったし、また明日学校で話そ?」
『え?う、うん…』
「じゃあね、おやすみ」
『あ、ああ、おやすみ…』
…今更だけど、かなり一方的に電話切っちゃったなあ…。
聞いたのは自分だけど、なんだかもうこれ以上聞きたくなかった。
今になって、申し訳なさがこみ上げてきた。
彼女もできないし、告白もされないし!』
でも、エリカは絶対水原くんのこと好きだった。
それに、周りの女の子たちがエリカに遠慮して水原くんに近づけなかったんだとしたら…。
「水原くん、モテるんだね」
水原くんはかっこいい方だと思うし、優しいし、頭も悪くない。
水原くんのこと好きになる女の子いても、全然おかしくない。
『俺なんか全然モテないよ。
雪川さんの方が…』
明るく笑いながら言う水原くんの言葉を、わたしは遮った。
「だって3人に告白されたんでしょ?
モテてるじゃん。
わたしは告白とかされたことないし。
前の彼氏はわたしからだし」
『え、そうだけど、でも…』
なんだろう、この気持ち。
なんだかすごく…やだ。
「あ、もう結構時間経つよね?
遅くなっちゃったし、また明日学校で話そ?」
『え?う、うん…』
「じゃあね、おやすみ」
『あ、ああ、おやすみ…』
…今更だけど、かなり一方的に電話切っちゃったなあ…。
聞いたのは自分だけど、なんだかもうこれ以上聞きたくなかった。
今になって、申し訳なさがこみ上げてきた。

