誠の花

 出てきた男性は、私が持っている刀を見て驚いていた。




 「もしかして、その刀を気に入られたのですか…?」



 この人は何を言っているのだろう。



 凛「はい、そうです。」




  「そうですか。それはそれは、ありがとうございます。」




 沖「この刀がどうかしたんですか?」


  「その刀は、今まで誰も手にとれた事が無かったんですよ。」



 沖「手にとれた?」



  「そうです。いつもその刀を手にしようとすると、刀が拒絶し、手に取ることができなくなる。」




 凛「そうなんですか…。」




 そんな刀がなぜ私には手に取れたのだろう?




 沖「きっと刀が君を認めたんだよ。」



 凛「そうなんでしょうか…?」





  「その刀のお代はいらないよ。その刀は貰ってください。」




 沖「では、お言葉に甘えていただきます。」





  「ありがとうございましたー!」