君と私の365日

「お姉ちゃん、子どもの名前
どぉーするの?」

「名前?あー、決まってるよ。
男の子なら、日々人。
女の子なら、千穂。
出来れば、双子がいいなーっ」

お姉ちゃんは、幸せそうに笑う。


ピーンポーン

「前崎 桐子ですけど!」

あ、桐子おばさん!

「ちはや?桐子おばさん来るの?」

「……うん。」

お姉ちゃんは、嬉しそうに

桐子おばさんを迎え入れる。

「二人共、元気~? 姉さんたちがハワイにいる間、任せて!」

この大きな声。

あー、桐子おばさんだ。

♪~(携帯の着信音)

「あ、私だ。ごめん。」

私は、部屋を出た。

「もしもし?愛茄?」

『ちはや!亮太が大変ッッ』

「…えっ…」

『トラックにひかれた。
命は…大丈夫なんだけど!植物状態なんだって!意識が戻らないかも!』

「……………。」

『ちはや?大丈夫?』

「…愛茄…、どこの病院?」

『…桜田病院だよ…』

「了解!すぐ、行くから。」