君と私の365日


コンコン…

ドアが叩かれた。

「誰?」

「お母さんだけど。」

あ、お母さん…

「どぉーしたの?入って。」

お母さんが悲しそうに入って来た。

「ちはや…智尋に会ってくれない?
智尋…お腹に赤ちゃんいるの…。
智尋と秋人君の間にできた子らしいのよ。 お母さん…智尋に会いたいんだけど!お母さん…行けないの!」

と泣く母。

「お姉ちゃんが妊娠?
で、何で行けないの?」

と聞くと…

「お母さん…お父さんとデートがあるからなの!5ヶ月ハワイに☆
安心して、留守のあいだ…桐子おばさんが見てくれるから!
では、行ってきまーす!」

………………。

えーーーーっ

「お母さん!どぉーゆーこと?」

慌てて、階段を降りた。

しーん。

誰もいない。

両親は、もうハワイへ行った…

どぉーしょー

私…桐子おばさん

好きだけど…

桐子おばさん…料理できない。

てか、家事全般無理でしょ。

あー、どぉーしょー!


ピーンポーン


あ、誰かきた。


「はーい。どなた?」

「あ、智尋です。」

「え、お姉ちゃん?」