琴音はキョロキョロ見回しては彩音を連れてなるべく男性がいない所へいく
まるで逃げたい、と示しているように出口を見れば男性が待ち構えており、すぐ何処かへ視線を変える
彩音は気まずい雰囲気にタラリ、と冷や汗をかく

そもそもここに来たのは招待されたから
彩音はポストを開けると人気店の招待状が入っており、丁度琴音も入っていたとの事で一緒に行こうと約束をしていた
招待されているのは女性ばがり
彩音は何故女性なのか不快に思ったが、司会や受付が男性なので女性専用などで承知していが、現在琴音はそうでもなかった

「怖い………」

ギュウッ、と彩音の服を掴んで震えている琴音

なんだかさっぱりな彩音は溜め息して遠くからステージを見ていた
ステージの辺りは女性が群がって少ししか見えていないが、大体見える彩音は琴音の腕を握って見ていた









「皆さん!ありがとうございました!」

キャー!

黄色い声がホール中広がる
琴音は雑音にしか聞こえていない

「どうしたんだよ琴音、」

より一層震えが増す琴音に心配で彩音は琴音に問いだてる
琴音はステージに立つ男性や其処ら中に広がっている男性に指を差して

「声が………低くなって……る………」

「? それがなんなの?」

琴音の手を掴んで落ち着かせようとする彩音
琴音はそれでも落ち着かない

「………終焉(オワリ)が………くる…!」

「なに言って………」

ヘラッとしながら女性陣を見る
すると彩音は気付いた
男性が徐々に女性陣へ近づいて行くのを

そして彩音は静止する

なんで……あんなに近づいて……?
口から見えるのは………?なに………?

ギラギラ光るのは………キバ
紛れもなく牙で、その牙がゾロゾロ増えていく

そこで彩音は分かった
琴音がなんで震えていたのか
逃げたかったのか、

琴音は草食系だから肉食系に敏感
例え性格でも















種族的でも