「いやぁぁぁっ!」


アリスが叫んだ。その声に『何か』が近づいてくる。


『ザクッ』


嫌な音がした。ばたりとアリスが床に倒れる。


「キリト?アリス?ねぇ、2人とも……返事してよ。ねぇっ!」

返事は……無い。

「ここは私たちに任せて、神様とカイ様ミク様はキリト様とアリス様を連れてお逃げください!」


すると『何か』は逃がすか!とでも言うように入り口を壊した。


私たちは奥へ奥へと進んでいった。失敗した。


そこにあったには1本のつり橋と大きな口を開いている崖。


ほかに道はなく、私たちはつり橋を渡ることに。