「ユキ、眠れないのか?」


「うん。キリトも?」


「そうだけど。……こっち来る?」


「な、なななな何言ってんの!?」


「いや。怖いと思って。ユキが。」


怖いよ。どっちかというと、キリトが。


「…………行ってもいい?」


「もちろん。」


しぶしぶキリトのところに。だって怖いんだもん。


「怖いんだ。俺。」


「えっ?」


「なんか、1人が怖いんだ。変だよな。」


「変じゃないよ。キリトはキリトのままがいいの。」


「そう・・・か。」


「そうだよ?どうしたの?」


「べつに。忘れてくれ。」


「……うん。」


そのあと、2人でしゃべりながら寝た。