「よっ」

「うわぁ!!?」

 六夏ちゃん!

「副部長??」

「うん、まあねー」

「夢が叶ったじゃん!!」

「本当の夢は『部長』」

 六夏ちゃんは私の後ろの席だった。

 いつでも話せる……。


「あれ?」

 左隣の席に、鞄が置いてある。

「誰だろう……」