5分後。

「呼んできたよー!」

 部屋に入ってきたのは、悠衣ちゃんと、一人の先生。

「なんなの悠衣ちゃん?こんなところに呼んで……」

「先生!」

 みんなで声をそろえて言った。

「顧問になってください!」

 先生は、あっさり「いいけど……」と言ってくれた。

「やった!」

「部長は誰?」

 ……沈黙。

「いないの?だめじゃない、それじゃ」

「……私がやる!」

 悠衣ちゃん!!!?

「がんばれ先輩!」

「いけぇ悠衣ちゃん!」

「がんばれよ、悠衣」

「うん!」